岩井田治行の『くまのアクセス上手♪』

興味を持った本と映画のレビューとイラストを描く♪

今の時代、果たして児童書で食えるのか?(1)

 

 

 

絵本作家や童話作家

本業として食っていけるのだろうか?

(その一)

 

 

 

さぁ、すごいテーマが始まりました。

いきなり身も蓋もない結論ですが、

ほとんどの人は食べていけないと思います♪

でもこれは世界共通で、日本が特別ではないようです。

 

児童書の作り手として食える人はいますが、

それは非常に珍しいのではないでしょうか。

 

誤解のないように言いますが、

児童書一本で生計を立てている人は、非常に珍しいというだけで、

大変立派だとは申しませんので、念のため♪

 

世界的に見ても、児童書を本業にしている人は少数でしょう。

日本でも年々職業にはならなくなっていると思います。

 

私だって絵で食えるようになってからも、

子供の本の他にイラストの仕事を並行して受けていました。

 

ネットには、絵本作家の年収が400万~700万円なんて記事があります。

まんざらウソではありませんが、本当にごく一部の人たちでしょうね。

絵本作家の平均年収がこの金額なら、子供の本はこんなに落ち込みません。

ここは冷静に考える必要があります。

 

このブログでも取り上げましたが、

オーストリアの天才画家リスヴェート・ツヴェルガーさんは、

年1~2冊のペースで絵本を制作しているそうですが、

「それは出版社や編集者に恵まれているからできるのです」と語っています。

 

つまり、子供の本を年1~2冊描くペースでは生活できないのが普通で、

ツヴェルガーさんは、その点は恵まれているようです。

 

ほとんどのクリエイターは天才ではありませんから、

こういうペースで仕事をしても生活できません。

ツヴェルガーさんでも、年1~2冊ではキツイことがあるそうですから。

 

ただし、この年1~2冊の内容が大事です。

ツヴェルガーさんの1冊は、平凡な絵本の何冊分もの密度を持っている。

そういうことを考慮しなければなりません。

たくさん出せばいいというものでもないのです。

 

まず子供の本を生業にする前に、こういう現実認識が必要です。

厳しいですが、それが現実なのです。

でもその方が、ある意味では健全かもしれません。

 

どんな意味で健全かと言うと、

商業主義から少し外れたところでお仕事をする必要があるからです。

 

子供の本の本質は、権威や文化的価値ではなく、娯楽として良質であること。

子供が読んで面白いことが大前提なんです。

 

そうは言っても子供の本が他の出版物と違うのは、

『情操教育』としての側面を持っていることでしょう。

情操というかなり高度な精神をどう育んでいくかということで、

それをさらに『面白く』作らなければなりません。

 

理屈っぽかったり、押し付けがましかったり、道徳的すぎたりという

大人の都合を優先した作品では、子供に嫌われてしまいます。

 

子供の本というのは、

その制作過程の全てがかなり高度な精神性とプロの技術を要する分野なのです。

私も数十年働きましたが、自分にはできないと悟り辞めました。

 

 

『としょかんライオン』という名作絵本があります。

ある日図書館に一頭のライオンが現れ大騒ぎになる。

でも図書館長が「図書館の決まりを守れば問題ないです」

そう言って、ライオンが来ることを許可してくれます。

 

やがてライオンは子供たちの人気者になりますが、

ライオンの声が大きいと館長に注意されてしまいます。

「図書館では静かにするのが決まりです。守れなけれは来てはいけません!」

そう言われてしまうのです。

 

ああ、これはルールを守ろうというテーマかなと思っていると、

意外な展開になります。

どうしても大声を出さずにいられない状況にライオンは立たされてしまう。

果たしてライオンは決まりを守るのか、それとも?

というお話です。

 

私はこの絵本を読んだとき改めて、

「これは自分には絶対に描けない。もう辞めよう!」

そう思いました。

 

この絵本のテーマは『決まりを守ること』ではないんですね。

もっと大事なことがこの世界にあることを優しく教えてくれます。

 

決して押し付けがましくなく、息苦しい道徳観に陥ることもなく、

権威や芸術至上主義などが入り込む余地など全くない素直な気持ちで、

子供も大人も納得させられます。

まぁ見事な絵本ですよ。

 

ところが情操という意味では、

センダックやウィーズナーの作品は、そういう要素がないように見えます。

センダックのかいじゅうたちのいるところは、

出版と同時に賛否両論となったと聞いています。

子供には怖すぎるという理由だったらしいですが、

フタを開けると子供は大喜びでした。

 

ウィーズナーの絵本には、

大人が読んでも十分に楽しめるレベルの高さがあります。

これは子供には難しいかも? と思われるのですが、全くの杞憂でした。

アーサー・ラッカムの妥協のないさし絵も同様ですね。

 

センダック、ウィーズナー、ラッカムの作品が持つ情操とは何なのかというと、

それは豊かな想像力です。

そしてこの想像力は大人になって生きていく上でとても大事なものなんです。

 

いろんなことを空想する想像力は人生で何の役に立つのでしょう?

ある時期を過ぎれは卒業するものではないのか?

そう思われる方もいるでしようがそうではありません。

 

手塚先生が『ガラスの地球を救え』という本の中でこう語っています。

 

自分以外の人の痛みを感じとるには想像力が必要なのです。(P.168)

 

空想的な本を読むことは、

この他人の痛みを感じとる感性を育む力になるかもしれません。

それもできるだけ小さなうちに自分の中に育てていく必要があります。

 

一度しかないこの人生のスタート地点で必要となる基本的なものを

娯楽という形でわかりやすく子供に伝えるものが子供の本です。

ですから本来は、

うんと時間とお金をかけて大人が取り組まねばならない重要な仕事なんです。

 

にもかかわらず、実際の児童書業界は非常に狭い小さな市場しか持てず、

保守的で排他的な体質は今でも変わらないように見えます。

 

この市場の狭さと保守的な体質が

子供の本を職業にすることの妨げになっているように感じます。

 

 

子供の本が職業になりにくい理由はいくつかありますが、

 

1)市場の狭さ。(原稿料の安さ、人材不足に直結しています)

 

2)保守的で排他的な体質。(限られた人材しか育たないという問題があります)

 

3)センスの有無。(この問題は非常に厄介です)

 

そしていま一番問題となっているのがこれ。

 

4)持ち込みができない

 

いま子供の本の出版社は、ほぼどこも持ち込みを停止しています。

持ち込む人と受け入れる人のバランスが崩れ、応対ができないと聞きます。

つまり、少人数で大多数の持ち込みに対応しなければならないため、

企画持ち込みという昔から普通にあったシステムが機能しなくなった。

どうもそういうことらしい。

 

私が子供の本の仕事を辞めた20年前に、すでにその兆しがありましたので、

特に驚きはしません。ああ、やっぱりこうなったかという感じです。

 

 

原稿料は安いまま、市場は狭く保守的で排他的な体質は変わらない。

20年前がすでにそうで、随分戦いましたが無駄でした。

 

既得権益を守ろうとする力はものすごく強いんです。

もうね、ビクともしない♪

 

そして20年前に感じたことは、

この業界はクリエイターを守ろうとしていないということで、

いろんな場面でそう感じました。

一例を挙げると、編集者とこういう会話がありました。

 

原稿料があまりにも安いので、何とかならないでしょうか?

このままでは自分の貯金を食い潰さないと食えませんよ。

そう言うと、こういう返事が返ってきました。

 

「あっ、じゃあそうしてください!」

 

だから私は言ったんです。

会社としてはこの金額しか払えない。

でも、どうしても岩井田さんの絵が欲しい。

不足分は私のポケットマネーから千円でも二千円でも上乗せするから、

何とか引き受けてもらえませんか?

 

それぐらいのこと言ってほしいですがね。

そう言うとその編集者は怒り出し、こう言いました。

 

「そんなことできるわけないでしょ!」

 

これ、20年前の実話です。

この人たちは、クリエイターを守ってはくれない。

創作活動の協力者でもない。敵だ。

そう思いました。

千円ぐらい払えるだろう。コーヒー二杯分だろう、払えよ! とね。

 

ちなみにですが、

その時編集者が、申し訳ないが千円しか払えない。

少ないが受け取ってください。

 

そう言ってくれたら、私はその千円は受け取らないで仕事を受けたと思う。

そして完璧な原画を描いて渡したと思います。

創作はお金じゃないんですよ。

 

こう言うとですね、

「岩井田さんは、タダで描いてくれるんでしょ?」

そう言う編集が必ずいました。

常識で考えろよ! タダより高いものはないんだから!

 

このエピソードは、辛い出来事として今でも忘れられません。

 

 

市場が狭いということは、原稿料の安さに直結するんです。

本屋さんに行けばわかりますが、児童書売り場の面積が非常に狭い。

しかも、その半分近くが翻訳物で占められています。

名作やロングセラーとなると、圧倒的に翻訳物に軍配が上がってしまう。

悔しいけどそれが現状でしょう。

 

市場が狭ければ流通する本も限られますから、実入りも少なくなります。

ではなぜ児童書の市場は広がらないのでしょう?

 

 

マンガやアニメ、ゲームなどの新興ジャンルが邪魔をしてけしからん!

こう言って批判する人が今でも一定数いるはずですが、

この人たちの言うことに信ぴょう性はほとんどありません。

邪魔をしているのではなく、単純に児童書より支持されているだけです。

 

子供の本は、かつては作れば売れたと先輩から聞きました。

つまり、売るための工夫をしなくても売れた時代があったそうです。

 

そもそも子供の本は、先に述べたように単なる娯楽ではなく、

情操教育としての大切な側面を持っています。

娯楽と情操とは子供の本に於いては切り離せないものなのです。

 

だから長い間、

文化として、大人の運動によって支えられてきたわけです。

それはいいことなんですが、

ちょっとそこに胡座をかいてしまった感がある。

 

しかし世の中は常に変化していきます。

同じものを作っていては飽きられてしまう。

だから変化を恐れてはいけないのですが、

狭く保守的な世界は、この変化を病的に恐れます。

 

 

子供マンガはマスコミで取り上げられる前から、

その評価は低いものでした。

マンガ家は職業として認められず、ほとんど無視されていました。

 

今では信じられませんが、

鉄腕アトムは暴力マンガで、手塚治虫は子供の敵だ! と叩かれた。

私が小学生の頃はそんな時代でした。

 

マンガは文化ではなく、大人の運動で守ってもらえなかったため、

自力で道を切り開くしか生き残る術を持ちませんでした。

だからマンガ家は皆ハングリーでガッツの塊なんです。

 

このガッツにも良し悪しはありますが、

とにかくマンガは実力主義の世界にしかなり得なかった。

その結果が商業主義であるのは仕方のないことで、

だからマンガはよろしくないと批判するのは、

明らかにフェアではないと思うのです。

 

商業主義の問題はさて置き、

マンガ業界は競争する力だけでなく、

自ら変化し、時代に対応する知恵を長い時間かけて獲得しました。

 

一方子供の本はというと、

大人の運動や課題図書制度などで守られてきたために、

外部と競争するノウハウがほとんどない状態で今日に至っている。

その意味ではかなりひ弱な業界で底力を感じない。

だから時代の変化に合わせて市場を広げることができないのだと思います。

 

子供の本の原稿料が安く、稿料で食えないのはそのためで、

これは出版社側の問題で、クリエイターの責任ではないと思う。

 

ある日、長く親しくさせていただいた絵本画家から連絡がありました。

「岩井田さん、大変です! 編集者がいません!」

そう血相を変えて言われたので、どういう意味ですか? と聞くと、

「編集と打ち合わせすると、

素人と世間話をしている感覚に陥る。もうダメです!」

と言うんですね。

 

さすがに『素人と世間話』は誇張だと思いますが、

肝心の編集者が育っていないという意味なんです。

 

これが10年前のことで、遂にそこまできたか! とゾッとしました。

その数年後に友人の絵本画家も仕事を辞めてしまいました。

 

市場の狭さと原稿料の安さがワンセットの業界ですが、(そんなんセットにすなよ~)

改善策がないわけではなく、その術を培っていないだけだと思います。

 

では具体的にどうすればいいのかということになります。

まず一番大事なのは窓口がどこにあるかということなんです。

 

ナントカ賞という登龍門が児童書にもありますが、

こういう窓口についてはよくわからない。

というのは、

私自身がその窓口からデビューしていないからです。

 

だから応募する絵本や児童文学賞はどこがいいのかわかりません。

私はもっと実践的にアポを取って直接編集部に売り込みに行きました。

最初の2社には断られ、3社目でカットのお仕事をもらいました。

そういうデビューでした。

 

プロになってからも企画は必ず編集部に持ち込んでいました。

そこでいろんなことを学んだんです。

 

そもそも賞というのは、審査員が変われば結果も変わるんです。

芥川賞直木賞も審査員で変わるはずです。

 

審査する人が信用できないということではなく、

持ち込んだ方が早いと勝手に思っていただけのことですが。

 

プロになってからも、編集者との打ち合わせは出来るだけ会って行う。

そういうスタイルを貫きました。

電話やメールでは伝わらない微妙なニュアンスを感じ取り、

無駄を省くには対面が一番いいのですが、

この対面形式がだんだん出来なくなっていきました。

 

詳しくご説明いたします。

まぁ、運の良い人はデビューの窓口を探せると思いますが、

宝くじに当たるようなものと覚悟した方がいいです。

 

ます、マンガの窓口についてですが、これはたくさんあります。

ネットで『出版社名』『原稿持ち込み』『マンガ賞』などと検索すれば、

必要な情報はその日のうちにほぼ全て手に入ります。

不足分は直接編集部に電話して聞けば教えてもらえます。

受け入れ体制は、ほぼ完璧なんです。

 

マンガの出版社で、問い合わせ不可というのは聞いたことがありません。

マンガ界はそうして人材を日々育てているわけです。

 

これに比べると児童書業界はほぼ何もしていません。

怠慢と言えなくもないのですが、

そもそもその手の努力をしてこなかったことが原因でしょうね。

ある意味、自業自得といいますか。

 

マンガは週刊誌自体にマンガ賞の応募要項がきちんと掲載されていて、

締め切り、ページ数、原稿寸法、作品の描き方などがもれなく書かれています。

番役に立つのは原稿の寸法です。

ネットで検索すると以下のような画像が簡単に手に入ります。

この寸法は大手の出版社で、皆共通と書かれています。

 

 

また持ち込みの仕方も丁寧に書かれていて、

土日は基本お休みだが、平日は何時から何時までは受け付けるということが

わかりやすく書かれています。

 

原稿は必ずしも完成原稿である必要はなく、

鉛筆ネーム(絵コンテ)でも構わないとなっています。

 

これがすごくいいなぁと思いますね。

ネームの段階で見てもらえるということは、

完結している作品であれば、アイデアだけでも見てもらえるわけです。

 

これは二度手間、三度手間を省くとてもいい方法なんです。

描き直しも比較的スムーズに行えますから。

 

原稿の持ち込みの場合、作品のページ数に制限はなく、

また、年齢制限もないそうです。

応募作、持ち込み原稿などはどんなレベルの作品でも完成作なら

必ず最後まで読むと書かれています。

当然ですが未完成作は問題外です。

 

作品持ち込みに関する様々なノウハウが雑誌にもネットにも掲載されているので、

それを読んで自分にあった出版社に問い合わせれば対応してもらえます。

つまり、無駄足になることがほとんどない体制ができているわけです。

 

そしてこの体制が児童書業界にはほとんどありません。

 

 

ネットで『児童書 企画持ち込み』と検索するといくつか表示されます。

以下にネット上にあるその一例を紹介して、

簡単な解説を付けておきます。



偕成社

小社では諸般の事情により、

投稿原稿の受けつけを終了させていただくこととなりました。 

これまでに受けつけた原稿につきましては、

出版が可能な場合のみ、ご連絡をさしあげます。

原則として原稿の返却はいたしませんのでご了承ください。

 

これは読んで字のごとく、受付終了ということ。

作品の売り込み、投稿をしても無駄という文ですが、

この文には、一番知りたい情報が書かれていません。

知りたいのは諸般の事情とは具体的に何なのかということです。

出版社はこういうこと絶対に書かないですよね。

書いた方がいいと思いますよ。気になりますもの。

 

人員が足りないとか時間がないとか色々噂は聞いていますから

ボンヤリと察することはできますが、

ここはキチンとなぜ投稿原稿を受け付けられないのか書いて欲しいです。

 

 

 

岩崎書店

作品の持ち込み企画・原稿は、現在受付を停止しております。
また、電話・メールでのご質問等にはお答えいたしかねますので、ご了承ください。

小社では懸賞作品の募集を行っております。
該当する内容の作品でしたら、こちらへのご応募をお勧めいたします。
(募集内容、応募締切、応募詳細などにつきましては、

各懸賞作品ページをご覧ください。)

 

 

現在持ち込みは停止とあります。

ここで我々が知りたい情報は、

作品持ち込みをいつまで停止するのか? 中止や廃止ではないのか?

再開の可能性はあるのか? ということでしょうね。

そういう肝心なこと、知りたいことが何も書かれていません。

 

問い合わせも不可なので知る術がなく、取りつく島もありませんが、

懸賞募集があると書かれています。

 

ジュニア冒険小説大賞福島正美記念SF童話賞だそうです。

ただし読み物のみで、創作絵本の賞はありません。

興味のある方はチャレンジされてはいかがでしょう。

 

 

 

フレーベル館

作品のお持ち込みについては、現在受け付けておりません。
これまでに受け付けた作品につきましては、

出版の可能性がある場合のみ、ご連絡を差しあげます。


読み物作品と絵本作品の賞を、隔年で主催・共催しております。

応募条件に該当するようでしたらご応募ください。 

 

読み物作品:フレーベル館ものがたり新人賞(弊社主催、隔年開催)
https://book.froebel-kan.co.jp/award/ 

絵本作品:武井武雄記念日本童画大賞【絵本部門】(弊社共催、隔年開催)
https://www.ilf.jp/dogaawards/ 

 

※それぞれ応募の受付が始まりましたら、各サイト内の情報を更新いたします。 

 

基本的にファイルでの郵送はお断りしております。

お仕事の実績や作品などを紹介しているHPやブログ、

SNSなどのURLをこちらにてお知らせください。

お仕事をお願いする可能性がある場合のみ、ご連絡を差しあげます。 

 

 

ここも持ち込みは現在停止中とありますが、

現在受け付けていなくても将来は受け付けるのかという

一番知りたいことが書かれていません。

 

児童書業界はどこも似たり寄ったりだと皆知っています。

それでもなぜ『現在は受け付けられないのか』ということを知りたい。

諸般の事情を察してくれで、皆さん納得するんでしょうかね?

 

ポートフォリオでの持ち込みも、そのコピーの郵送も不可。

ネットで公開している作品のURLを送れ、興味があれば連絡するとあります。

まず連絡なんか来ないと思う。

 

この点については、次の記事で書きます。

 

 

 

ブロンズ新社

しばらく企画持ち込みの受付をストップさせていただきます。

企画のお持ち込みへのお返事が、現在遅れている状況です。

お待たせしているみなさま、

まことに申し訳ありませんが今しばらくお待ちくださいませ。

また受付を再開する際には、このページに告知させていただきます。

ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

 

ここも持ち込みは停止中とありますが、

『しばらく』受付を停止すると書かれています。

その理由として、持ち込み作品の返事が遅れているためとあります。

 

つまり、持ち込み作品に対して人員が足りていないことと、

かなり時間をかけて丁寧に作品を検討している様子が伺えます。

 

私の経験上、この出版社は良心的かもしれない。

『諸般の事情』に具体性があり、

さらに持ち込み受付を再開するときは、HP上で知らせるとあります。

 

この出版社のHPをお気に入りに登録し、定期的に訪問するといいでしょう。

少なくとも『再開』の可能性がありそうですから。

 

いつ再開されるかわからないので、イライラすると思いますが、

出版社への問い合わせは控えた方がいいと思います。

ブロンズ新社としては、

恐らくこれが精一杯の誠意なのだと思いますので。

 

 

 

福音館書店

作品の投稿をご検討の際は、下記をご確認いただきますようお願いいたします。

 

投稿作品は、コピー(絵本の場合はカラーコピー)したものを郵便

(あるいは宅配便)で「編集部 投稿原稿係」宛にお送りください。

直接持参いただいても対応することはできません。

 

フロッピーディスク、MOディスク、CDなどの記憶媒体での投稿、

メールでの投稿は受け付けていません。


投稿作品の返送には一切応じられません。

返信用封筒や切手を同封していただいても、返送いたしません。

 

長編原稿には400字以内の「あらすじ」を必ずつけてください。

福音館書店で出版できるか否か」という判断をハガキにてお知らせしますが、

内容や構成についてのお問い合わせにはお答えできません。


上記判断の検討には少なくとも数ヵ月かかります。

長編の場合は、

さらに時間がかかることがありますので、ご承知おきください。

 

【投稿先】
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3
福音館書店 編集部「投稿原稿係」 

 

 

ここが一番詳しく書かれています。

絵本と童話原稿の送り方が書かれており、

編集部として出来ることと出来ないことが書かれています。

 

投稿先の住所も明記されていますので、指示に従えばいいでしょう。

 

『絵本の場合はカラーコピーを郵送する』という点について補足します。

 

まず絵本のタテ・ヨコの寸法ですが、基本は自由となっています。

そうは言っても、1メートル 2メートルはあり得ません。

作ることはできますが、書店の棚に入りませんので不可です。

 

絵本で一番多いのが正方形の絵本で、次がタテ長の絵本のようです。

詳しくは以下のリンク先を参考にしてください。

https://picturebookshelf.com/ehon-info5#google_vignette

 

 

無難な寸法は、片ページA4(210 297)サイズだと思います。

見開きでA3(297 420)です。

これをタテに使うかヨコに使うかですね。

応募作品は、A3を超えなければまず大丈夫だと思います。

 

福音館の募集要項でわからない点は、

完成原稿以外は受け付けないのかどうかです。

いわゆるダミーではダメなのかということ。

 

ダミーとは、原画を完全に仕上げるのではなく、

鉛筆画の下絵にカラースケッチを数点添える提出法で、

メリットとしては、直しを入れやすいということなんです。

 

マンガの場合は、ネーム(絵コンテ)がそれに当たりますが、

マンガの出版社は、ネームでも受け付けると書いてあります。

つまり、アイデアだけでも受け付けるという意味です。

応募する方としては、様々な手間が省けていいのですが。

受け入れる側に大きな負担がかかります。

 

児童書には現在その余裕がないということでしょう。

 

手直しのない完璧な作品を創れるクリエイターはまずいません。

まして新人ならなおさらのことです。

 

私ならまず電話でそのことを問い合わせ、確認してから制作します。

その点の問い合わせは制作の前に済ませておいた方がいいでしょう。

 

 

この記事は、【その二】へ続きます。

 

 

 

 

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