岩井田治行の『くまのアクセス上手♪』

興味を持った本と映画のレビューとイラストを描く♪

2019-01-01から1年間の記事一覧

年賀状にネズミを描こう♪

年賀状2020年 Mice illustration 来年はネズミ年である。 十二支の初めに戻ったのだ。 12年という年月は、過ぎてみるとアッと言う間だった。 今から12年後のネズミ年には、 世の中はどう変わっているのだろう。 今より楽しい世の中になっているのだろうか? …

デ・パルマの『アンタッチャブル』を観て怒る♪

アンタッチャブル THE UNTOUCHABLES 1987年アメリカ/ブライアン・デ・パルマ監督作品 ★★★★観始めると止まらない♪ VHSビデオを整理していたら埃をかぶって現れた。 デ・パルマの『アンタッチャブル』 どんなだっけと観始めたら、思わず最後まで観入ってしま…

『第三の男』という映像美♪

第三の男 THE THIRD MAN 1949年 イギリス/キャロル・リード監督作品 ★★★★☆とても面白い ★ 名作として名高い映画のひとつ。 お話的には、それほど面白いとは思わないのだが… これはやはり後世に残る逸品、珍品だと思う。 非常に作為的なのだ。何もかもが! …

アナログセンス抜群の映画『プレデター』♪

プレデター Predator 1987年 アメリカ/ジョン・マクティアナン監督作品 ★★★★☆ 飽きない面白さ♪ ★ アナログ世代の私にとって、何がワクワクするかというと… 宇宙から何かが落ちてくるぐらい、ワクワクする事はない♪ この映画は冒頭でいきなり落ちてきます♪ …

もう一つのブルース・リー映画?

電撃フリントGO!GO作戦 OUR MAN FLINT 1966年アメリカ/ダニエル・マン監督作品 ★★★ 部分的に面白い♪ ★ この映画をリアルタイムで観た人は すでに50代後半か60代後半になっているはずだ。 それぐらい昔の映画である。 007の世界的大ヒットでスパイブーム…

一般人には参考にならないが、読み物としては面白いかも♪

秋本治の仕事術 秋本治 集英社 ★★★ みんなの参考になるのかな♪ タイトル通り『秋本治の仕事術』の本。 人気マンガ家秋本治さんがどうやってマンガを描いてきたかが書いてある。 セルフマネジメント術から始まり、 時間術。コミュニケーション術。発想術。健…

アニメ『うぇぶぁんげりうぉ~ん♪』(2)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION : 2.0 YOU ARE (NOT) ADVANCE 2009年 日本/庵野秀明 摩砂雪 鶴巻和哉監督作品 ☆ なんだか気持ち悪い! ★ 大袈裟に思わせぶりに壮大に適当に ★ ついでなので… 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』も観た♪ なんだか徐…

アニメ『うぇぶぁんげりうぉ~ん♪』

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION :1.0 YOU ARE (NOT) ALONE 2007年 日本/庵野秀明 摩砂雪 鶴巻和哉監督作品 ★ よくわからない! ★ うぇゔぁんげりうぉ~ん ★ まず、名前がスゴイぞ♪ 『ヱヴァンゲリヲン』である! 漢字で書くと『円盤蹴音~♪』 (…

『アパートの鍵貸します』を観て微笑む♪

アパートの鍵貸します THE APARTMENT 1960年アメリカ/ビリー・ワイルダー監督作品 ★★★★★ 素敵なおとぎ話♪ ★ 原題の『アパートメント』より、邦題の『~の鍵貸します』の方がいい。 うまいタイトルを付けたなぁ~と思う♪そしてとても50年以上前の作品とは思…

『運命のボタン』という映画♪

運命のボタンTHE BOX 2009年アメリカ/リチャード・ケリー監督作品 ★★★☆ 微妙に面白い♪ ★ 究極の選択を迫られる夫婦アーサーとノーマのお話だ。 ある日、夫婦の元へ謎の箱が届けられる。 箱の中身はボタンの付いた装置。 好奇心にかられたダンナが分解してみ…

色あせない『2001年宇宙の旅』♪

2001年宇宙の旅 2001:A SPACE ODYSSEY 1968年アメリカ/スタンリー・キューブリック監督作品 ★★★★見応えあり! 観ればわかりそうなのに、 観るとわけがわからなくなるのが『2001年宇宙の旅』だ。 レビューが書けそうなのに、 いざ書こうとすると書けないの…

『ヤングフランケンシュタイン』を観て笑う♪

ヤングフランケンシュタイン YOUNG FRANKENSTEIN 1974年アメリカ/メル・ブルックス監督作品 ★★★★★ とっても可笑しい♪ フランケンシュタイン博士のひ孫?のお話らしい。 まずクラシックで物悲しいオープニング曲が抜群にいい! これから素敵な映画が始まるの…

お箸の持ち方って? -お箸の持ち方観察考-

お箸の持ち方ってどうよ? これははたして何なのだろう? と、 ここ10年ほど、私は自問自答していることがある。 それはタイトルにあるように『お箸の持ち方』である。 そもそも『正しいお箸の持ち方』というのがあるのか、 というより、これは正誤の問題な…

カドケシってどうやって使うの?

カドケシ コクヨの消しゴム ★☆☆☆☆??? 世の中には頼みもしないのに余計なモノを創る人がいる。 余計かどうかは人によろうが、私は余計だと思う。 では何が余計なのかと言うと、カドケシという消しゴムだ! コクヨという文具メーカーが販売している。 何で…

『アマデウス』を観て考える♪

アマデウス AMADEUS 2002年アメリカ/ミロシュ・フォアマン監督作品 ★★★★★何回観ても飽きない面白さ! ★ 久しぶりに観たが、やはり面白い! 『モーツァルト!』と叫ぶサリエリのしぼりだすような声と 背景に響き渡る音楽が観客の心をわしづかみにし、一気に…

ポランスキーの『吸血鬼』を観て笑う♪

吸血鬼 THE FEARLESS VAMPIRE KILLERS 1967年アメリカ・イギリス/ロマン・ポランスキー監督作品 満足度は★★★☆だけど、笑うよ♪ ロマン・ポランスキーは 『水の中のナイフ』や『反撥』で注目された映像作家だ。 何か難しい映画を撮るという印象があるが、 『…

『モスラ対ゴジラ』という映画♪

モスラ対ゴジラ 1964年日本/本多猪四郎監督作品 ★★★★★ 今観ても感動する! ★ 子どもの頃に観た映画で、今観ても面白い映画はめったにない。 この作品は、そのめったにない作品のひとつである。 何度観返しても、よく出来てるなァ~と感心する。 とにかく シ…

不思議人間シンチーくんのセンス♪

少林サッカー 少林足球 2001年 香港/チャウ・シンチー監督作品 ★★★★☆ 羨ましいほど自由 ★ チャウ・シンチーは不思議な人だ。 彼自身が特別なのか、環境のせいなのかはわからないけど。 シンチーの住む香港は長い間イギリスの植民地だったため、 中国と英国…

大傑作『猿の惑星』♪

猿の惑星 PLANET OF THE APES 1968年 アメリカ/フランクリン・J・シャフナー監督作品 ★★★★★ 大傑作! ★ 3978年の未来世界は、一体どうなっているのだろう? 地球には、ドラえもんがいるのだろうか? アトムの子孫たちは、どうしているのだろう? 主人公のテ…

たまには憲法九条について考えよう!(その2)

憲法九条を世界遺産に太田光・中沢新一 集英社新書 ★★★★★ 必読!(前回のつづきです) ★★★★中沢さんは、この本の中で憲法九条を丘の上の修道院にたとえている。 普通に考えたらありえないものが、村はずれの丘に立っているというだけで、人の心は堕落しない…

たまには憲法九条について考えよう!

憲法九条を世界遺産に太田光・中沢新一 集英社新書 ★★★★★ 必読! 爆笑問題の太田さんと思想家の中沢さんの対談本。前に一度読んだ本を改めて読み返した。なぜかと言うと、憲法改正が現実味を帯びてきているからだ。平和憲法と呼ばれる日本国憲法第九条と自衛…

岡本太郎にはなれないが…

孤独が君を強くする岡本太郎 興陽館 ★★★★☆志が高すぎる! 自分がどう見られているかじゃなくて、 自分はこれをやりたい、やる。 やりたいこと、やったことだけが自分なんだ。 これは岡本太郎が残した言葉のひとつだ。岡本太郎と言えば、『芸術は爆発だ!』と…

歌野晶午、2冊目を読む♪

春から夏、やがて冬歌野晶午 文春文庫 ★★★★ これは切ない やり切れない 昔から荒唐無稽でちょっと不思議なお話が大好物。不思議といっても異世界ではなく、現代を舞台に不思議なことが起るドラマにワクワクする。 その意味ではミステリーも『不思議物』と言…

『葉桜の季節に君を想うということ』を読む♪

葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午 文春文庫 ★★★★ 面白い! Amazonレビューで、高評価より低評価が多いという問題作♪主人公成瀬将虎は決して品行方正とは言えない精力絶倫男。今日もいきなり女を抱く。ものすごい出だしだが、読み終わるとこれが伏線だ…

ネット中毒と無縁な私が『ネットのバカ』という本を読む♪

ネットのバカ中川淳一郎 新潮新書 ★★★★ ネットにはバカが多いので、みなさん気をつけましょう!ヘタをするとアナタもバカになっちゃいますよ!という本。 大きなお世話だと思う人には無縁の本かもしれない。私は日に平均して2~3時間程度しかパソコンをやら…

言ってはいけない本を読む2♪

言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘 玲 新潮新書 ★★★★ - 前回の続き - ★ 遺伝するものは頭の善し悪しだけなのか? 否。 そらまぁね、体型とか性格とかいろいろ伝わっていくんじゃないのと。 私たちは親子がよく似ていることを知っている。 これははまぁ遺伝…

言ってはいけない本を読む♪

言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘 玲 新潮新書 ★★★★ ★ 『残酷すぎる真実』というサブタイトルは、月刊『波』に連載された時のもので、 それではインパクトがないということでこのタイトルになったようだ。 『言ってはいけない』と聞けば読みたくなるのが…

本来マンガってこういうものかもしれない♪

あさドラ! 浦沢直樹 小学館 ★★★★ 応援します♪ ♥ 1959年に日本を襲った伊勢湾台風から始まる名もなき一人の女性の一代記… ということだが… どうもこの台風の正体が事実と違うようなのである。 タイトルから朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)をベースにした物…

メガネのスパイ『パーマーの危機脱出』♪

パーマーの危機脱出 FUNERAL IN BERLIN 1966年 アメリカ・イギリス/ガイ・ハミルトン督作品 満足度★★★★ お話が複雑すぎます ★ ハリー・パーマーシリーズ第2弾! 第1作以上にややこしいお話で頭が混乱する。 公開当時、確か2本立てで観た記憶があるが、理…

昇給1400ポンドプラス手当のスパイ♪

国際諜報局 THE IPCRESS FILE 1964年 イギリス/シドニー・J・フューリー監督作品 満足度★★★★ ★ 昇給1400ポンドプラス手当。MI6に転属した陸軍軍曹。 反抗的! 尊大! 無秩序! 犯罪的な傾向あり! これが本編の主人公ハリー・パーマーの勤務評価である。 ア…