岩井田治行の『くまのアクセス上手♪』

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なんだかものすごい本ですね、コレは♪

 

 

反日種族主義
 

李栄薫[編著] 文藝春秋  ★★★★ 読むべし!

 

 

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さあ、出ました。すっごい本が!

もうね、いきなりですよ、いきなり。

韓国人はウソつきや~! と言い放ちます。

『韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています』(P.14)

という言葉からこの本は始まります。ゲゲ~ッ!

日本人が言い放つならわかるけど、韓国人が言っちゃいます。

でもって、韓国で大ベストセラーになっちゃいました。

日本でも驚異のロングセラーなのだ。

 

大韓民国の初代大統領・李承晩(イ スンマン)の一生を再評価し、

その理念と業績を広く知らしめるために設立された李承晩学堂というのがあります。

編者のひとり李栄薫(イ ヨンフン)氏は、そこの校長さんです。

李承晩という人は、『近世の西ヨーロッパで発生した自由という理念を

体系的に理解した最初の韓国人(P.1)』で、韓国人にとって偉大な人らしい。

ただこの人、反日政策の推進者でもあり、その副作用が今も残っていると。

李承晩氏の立派な業績だけでなく、彼の残した反日という負の遺産を克服する

そういう努力をしているのが李承晩学堂の活動であり、

この本は、その活動の一環として刊行されたそうです。

 

この本の帯にあるように

歴史に嘘をつくことはできない。

そういう立場から、日韓問題を掘り下げた本なのです。

 

悪いことは悪い、批判されるべきは批判していい。

でも嘘ついてまで、歴史を捏造してまでやるのはアカン! 言うてます。

だからこの本は、日本は正しく、韓国は間違ってるとか、

先の戦争における日本の責任はない! などという論調の本ではありません。

歴史の事実に基づき、ちゃんと日本を批判せなアカン。

何でもかんでも『日本が悪い!』言うてますと、

いつまで経っても国際社会から認められへん。そらアカンよと。

そういう国を憂える学者センセが6人集まって書いた憂国の書であり、

日本を賛美する本ではありません。

 

この本を読むと、なぜ75年以上も経って、

日本と韓国が戦後最悪の関係になったのかがよくわかります。

では一体、どんなことが書いてあるの? とページをめくるのでありました。

 

♣︎

まず、韓国人は嘘をつく国民だ! という軽いジャブから始まるのですが、

やがてこのジャブが徐々に効いてくると

韓国とはもう国交断絶や! と負の感情しか湧いてこない。

韓国人って、厄介な人たちだなぁ~ とため息が出ます。

そのため息を乗り越え、最後まで読みました。

 

まず『反日種族主義』って何だろう? というところから。

 

種族主義(トライバリズム)は、過激な白人至上主義者などが

自分たちと異なる考えを持つ他者を拒絶し攻撃する不寛容な主義主張(P.346)

と説明されます。

 

この偏った主義主張が日本だけに向けられたものが『反日種族主義』です。

簡単に言えば、

『日本は罪を犯したのだから何を要求してもいい(P.198)』というもので、

一部の種族主義者たちの極端な反日感情が現在の韓国人の国民感情を作り上げた。

これは『誤解と偏見によるもの』でアカンと李栄薫(イ ヨンフン)氏は言います。

 

では李栄薫氏は親日派かというと、そういうわけでもなさそうで、

日本は旧韓国政府の主権を強制的に奪い、植民地として支配しました。

一国の主権を文字通り「強奪」したと言えるでしょう。

日帝はまさにこの点において批判され、

責任を免れることはできないと思います。(P.64)

とハッキリ言いますよ。立派です。

だから日本びいきというわけでは決してないのだ。

 

この人、韓国を愛してるんですね。

だから同胞よ、日本を批判するのはいいが、恥ずかしいウソだけはついてくれるな!

特に歴史を捏造してまで日本を批判するな! そら恥ずかしいよと。

そういう本です。

 

♣︎♣︎

では、具体的にどんなことが書いてあるのと。色々書いてあるよと。

日本の植民地支配の方式、植民地末期、日本に渡って働いた朝鮮人労働者のこと、

朝鮮人の賃金差別、朝鮮人陸軍特別志願兵制や日韓請求権協定について、

日韓会談、独島(日本名竹島)問題、

そしてこの本の三分の一以上を占める慰安婦問題の真実など盛り沢山です。

要旨は単純明快。

これらの日本批判の内容には、いくつかの誤解、ウソ、捏造があるということ。

その中から、日韓請求権協定と慰安婦について書きます。

 

まあ、日韓問題について不勉強な私が書くのですから、大したことは書けませんが、

ぐわ~んばりたいと思います!

 

 

え~、ではまず日韓請求権協定について。

これはね~ 読んでびっくりしました。

へ~ あっそうだったの。私って何にも知らないのね!と。

要点を言えば、日本にも請求権があったと書いてあります。

えっ、日本は加害国でないの? 何を請求できたの? となりますよ。

 

韓国は1910年から35年間、日本の植民地になりました。

でも植民地って言いません。併合って言います。物は言いようです。

韓国人にとってこれは屈辱以外の何ものでもなかったはず。

朝鮮を完全に永久に日本の一部に造り上げようとしたのです(P.56)

とあるように、よその国が土足で入り込んできて、一方的にルールを押し付けた。

35年というのは気の遠くなるような年月ですよ。

それでも当時は植民地は犯罪行為ではなく、

国際法には植民地支配に対する賠償というのはなかった。

だから韓国は日本にその賠償を請求できなかったというのです。

 

韓国人が日本に求めたいのは、精神的被害(不快な過去の記憶)の賠償でしょう。

これはどんなに言葉を尽くして謝罪しても、お金で賠償しても償えない。

受けた屈辱を消す方法はないからです。

植民地や戦争の被害国の人々の過去を変えることができない以上、

完全な謝罪と賠償は誰にもできないはずです。

まして国際法にない賠償はできない。

 

理屈はそうなんだけど、人間は感情の生き物。

頭で理解しても心が許さない。

これでは韓国は泣き寝入りじゃないかと、そらあんまりだと。

ともかく日本は米国に負け終戦サンフランシスコ平和条約が結ばれ、

韓国は35年ぶりに日本から切り離され、日本の植民地支配が終わります。

 

このとき、平和条約の韓国関連の条項に、

日本と韓国は相互に財産、債権債務を調整しなさいと記載されます。

この『調整』とはなんぞや?というと、

お互いの持ち物を元の場所に返し、支払うべきお金や受け取るべきお金を

きちんと整理しなさい! ということです。

 

植民地時代に日本は韓国から古書籍、美術品、骨董品などを持ち出した。

日本はこういうものを韓国に返しなさいと。

日本は日本で韓国に22億ドル相当の財産を作りましたが、

これは日本のものだから日本が引き取りますよというわけです。

 

ところが韓国内の日本人財産は米国に没収され、その後韓国に譲渡されました。

日本はその財産を返してよと韓国に請求したというわけ。

もちろん韓国はやだよ~ 返さへんでぇ~! と。

 

で、米国が仲裁に入り、コラコラ!と。

でも日本は米国に負けたのだから、財産請求権はない! 諦めなさいと。

日本は米国さんの言葉に従い、22億ドル相当の韓国内に築いた財産を放棄した。

つまり韓国は、本来手に入らないはずのものを手に入れた。丸もうけやな。

丸もうけなんだから、韓国の対日請求権は在韓日本人財産の引き渡しでチャラ。

そういうことにしたらどうだ。両国間でよう話し合いなはれとなりました。

 

国際法によると、韓国が日本に請求できたのは、

植民地被害に対する賠償ではなく、本来韓国に属する財産の返還請求でした。

それは金額にして約7,000万ドルだったと。

日本はそれに在韓日本人財産22億ドル相当と経済協力資金、独立祝賀金を足して、

これで仲直りしませんかと。韓国はいいよと受け取った。

あら、めでたしじゃん♪

 

この協定で

今後韓日両国とその国民はいかなる請求権主張もできない(P.113)

そう規定されました。

さらにこの協定で、韓国政府は個人請求権も消滅したことを明らかにしたそうです。

こうして1965年、日本と韓国は国交を正常化し、今日に至ってますと。

だから過去史が清算された事をお互いに認め、大切にしようという事です。

国同士の話し合いはついているのだから、

国交は正常化されたのだから、揉めるわけはないのですが…

それから55年後、日本と韓国は戦後最悪の関係になっちゃいました。

なんでやねん! そらおかしいやろ?と。

 

♣︎♣︎♣︎

さあ、ここで出てくるのが従軍慰安婦問題です。これが厄介なんですね!

慰安婦は、

将兵の性欲を解消し、性病を統制し、軍事秘密の漏洩を防ぐためでした(P.258)

と説明されます。

日中戦争が始まった1937年に、日本軍の付属施設として設置されたとあります。

慰安婦という言葉は、軍の施設として慰安所が公式に設置されてから生まれた言葉で、

それ以前はなかったと書かれている。

もともと、軍の施設として始まったものではなく、

民間の公娼制が軍事的に動員・編成されたもの(P.258)だったと。

それまでにあった公娼制(民間の業所)を軍事的に指定、管理したものです。

 

ただ民間のそれとの違いは、軍の細かい統制下にあったこと。

将兵たちが慰安所を利用するには、部隊長が発給した許可証が必要で、

慰安所内での飲酒、放歌は禁止され、

慰安婦に対する暴力は厳しく取り締まられていました。

まず慰安所の入り口で許可証を見せ花代を支払うと、避妊用のサックが支給される。

このサックの着用は義務事項でした。

 

無知な私はここで初めて知りました。何を知ったかって?

入り口で花代を支払うということです。

タダじゃない、有料だったのねと。

 

慰安婦問題では度々、彼女たちを『性奴隷』と呼びますが、

奴隷にお金は払わないでしょう。

慰安婦は完全な個人営業だったということです。知らなかった。

兵士たちの花代は民間の遊郭より安かったらしいけど、

下士官と将校の花代は民間とほぼ同じだった。

 

日本軍の慰安所は、1937年から1945年までの8年間ですが、

韓国での軍慰安婦の歴史は、ざっと見ても15世紀以来の朝鮮王朝時代からあり、

さらに韓半島が解放された後も、朝鮮戦争時の韓国軍慰安婦、民間慰安婦

米軍基地村の米軍慰安婦という形で、ずっと存在していたといいます。

日本軍慰安婦戦争犯罪というなら、解放後の韓国内における慰安婦

同じ犯罪として批判されるべきなのに、なぜそれがないのかと。

 

これは反日種族主義という集団情緒が米国には働かず、

日本にだけ向けられるからだそうです。

つまり、同じ慰安婦でも日本人のための慰安婦だけが許せない!

そういうことらしい。

 

この偏った考えを韓国に広めた人たちが

1990年11月設立の慰安婦支援団体『韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)』です。

ここで基本的なミスがあった。

女子挺身勤労隊は戦時期に女性の労働力を産業現場に動員したもの(P.265)で、

慰安婦ではありません。

 

1991年、日本軍慰安婦だった金学順(キム ハクスン)さんが

自分の経歴を告白し、日本軍慰安婦問題が起こったとき、

韓国民は挺身隊と慰安婦を混同したのです。

 

支援団体の挺対協は女性が中心メンバーらしいですが、

この人たちがそもそも挺身隊と慰安婦の区別がつかない状態で運動を始めた。

もうね、無知というか思い込みが激しいというか。

そしてこの挺対協の運動により、性奴隷という認識が韓国中に広まった。

ちゃんと事実関係を調べてから活動しろよと思うけど、

なんか突っ走っちゃったのね、この人たち。

 

とにかく猛烈な運動を続け、日本がどんなに謝罪しても許さない。

日本政府の賠償金なんか受け取るな! と元慰安婦の女性に圧力をかける。

もう掲げた正義が暴走しちゃった。

 

この暴走は事実らしく、

慰安婦李容洙(イ ヨンス)さんが批判してます。

挺対協(今は正義記憶連隊と名称を改めた)が集めた募金の使途が不明瞭だ!

支援金が元慰安婦のために使われていない! 30年近く利用された!

李容洙(イ ヨンス)さん、怒ってます。

 

韓国のメディアも寄付金がビアホールで使われた疑いがあり、

旧挺対協の前理事長の娘の米国留学費用に団体の資金が流用されたと報道している。

ある時期から『問題解決』より『問題維持』と私欲を満たすことに

力を入れるようになった朝日新聞 2020年5月14日)

 

もうワケわからん! という感じになってる。

著者の李栄薫氏は、この旧挺対協の運動こそが

日韓関係を破綻寸前にまで持って行った最も極端な反日種族主義だといいます。

 

 

慰安婦になった経路は、極貧家庭に生まれた女性が、

募集業者から前借金を受け取った親や身内などの決定に従い、

宿命と思って募集業者について行くか、

家庭から見放された婦女子が、行くところがなくて

募集業者について行ったケースがほとんど(P.318)であり、

喜んで応募したわけではありません。

強制連行というのはなかったそうですが、看護師が不足しているなどの

甘言を信じてついて行った例も多数あり、

今ならば決して許されるものではなかったのは事実。

 

この本の著者の狙いは、

植民地時代に朝鮮人が日本から受けた差別・暴行などを否定するものではなく、

悲惨な状況があったことは明記している。

しかしそれを批判するのが目的ではなく、

日本の行った行為を事実の裏付けを取り証明することなく、

ただ日本が悪い!の一点張りで嘘までついて批判する人々が

韓国という国の品位や信用を貶めていることへの怒りなのだ。

 

だからこの本には、日本軍の蛮行についてはほとんど書かれていないが、

そういうことがなかったということでは決してない。

ここはきちんと押さえて読み解かなければならないと思う。

 

♣︎♣︎♣︎♣︎

この本を読み終えて思うことは、

過去の過ちを謝罪・賠償することの難しさです。

起こった事は変えられないという現実がある以上、

どれだけ誠意を尽くしても十分という事はあり得ない。

日中戦争や植民地支配という出来事は、それぞれひとつの出来事ですが、

体験した人によってちがうものだと思う。

加害者と被害者でも、まったくちがうものになる。

日中戦争はひとつしかなかったけど、

体験した人の数だけ日中戦争はあったのだ。

 

どれだけの謝罪や賠償で納得できるのか、心の傷が癒えるのかは、

それは人によってちがうはず。

日本の首相から謝罪文を受け取り納得した元慰安婦の方もいれば、

謝罪文よりたくさんお金をもらって嬉しかった。

これでもう親戚に白い目でみられなくて済むのが嬉しいという人もいたらしい。

こうすれば許される、納得してもらえるという基準はなく、

どんなに誠意を尽くしても許されないこともある。

 

そういうことを踏まえた上で、日本は繰り返し謝罪をしてきた。

金銭的な賠償や経済協力、インフラ整備などの技術協力を行い、

2度と同じ過ちを繰り返さないという不戦の誓いを立て、憲法に明記した。

それを75年以上、一字一句変えずに守っている。

第2の日中戦争など起こしていないし、韓国を再植民地化もしていない。

 

日本が戦争中に行った事はルール違反で反論できない。

日本はそれを国際社会に向かって”悪かった”と認めています。

もう認めざるを得ない。事実だから。

 

しかし日本は深く反省し、軍国主義には戻らない国を作った。

世界中に迷惑をかけるような国にはならなかった(今のところ)

これでも許してもらえないなら、許さなくていいと思う。

悪いのは日本なんだから。

 

それでも我々日本人にできることがまだある。

それは歴史を知るということ。

無知な私が言っても説得力ないけど、

過去、日本という国は、中国、韓国を含むアジアの国々に許されないことをした。

戦争という特殊な状況下であったにせよ、

人間としてしてはいけないことをしてしまった。

それによってアジアの多くの人々を傷つけ、命を奪った。

これはもう取り返しのつかないことをしてしまった。

 

日本という国がそういうことをしてしまった事実を

我々日本人が ”知っている” ということ。

知ってたからどうなんだと。傷が癒えるのか! 亡くなった人が生き返るのか!

そう言われれば、癒えないし、生き返らない! としか答えられない。

 

でも、

『えっ、そんなことがあったの? マジ~? 知らなかった~!』

というよりいくらかマシじゃないかと思うのだ。

自己満足と言われるだろうが、我々は政治家じゃない。

政治家にできる事は十分でないにせよしてきている。繰り返し。

だから、我々一般人にできる事は、歴史を知ることぐらいだ。

 

軍国主義の日本のためにしんどい思いをした人たちが、今でもたくさんいることを

私たち日本人は ”知っている” ということ。

 

私が言っても説得力ないけど、この本を読んで思ったのはそういうこと。

 

韓国に、植民地期のことをできるだけ公平に研究・発信しようという

著者のような人たちがいるというのは救いなんでしょうかね?

それにしても、日本人と韓国人は随分違う人たちなんだなぁと思う。

お互いを理解するのは、なかなか大変だ。

 

私は『地球はひとつ、人類みな家族』なんて言われると気持ち悪くなる。

地球はひとつだろうけど、人類はひとつにはなれないだろうから。

ネットの黎明期に、ネットが普及したら地球の反対側にいる人と

簡単に心が通じ合えるみたいなことを散々言われたけど、

通じたのはネット回線で、人の心は簡単には通じ合えない。

それが普通だと思う。

 

時々、日本は移民を受け入れることができるかなぁと考える。

受け入れる事は出来るだろうけど、理解なんてできないだろうなと。

違う文化、違う歴史を持つ人たちをそう簡単に理解なんてできないと思う。

出来る人はすごいなぁと思うけど、私には荷が重いだろうなぁと。

 

日本人同士でも分かり合えないことが多いのに、

多文化なんて、もうギブアップ。

 

でもわかろうと努力はしたい。でもわからんだろうなと。

ただ、わからないことが差別や偏見になるのは怖いと思う。

自分がそうならないかと思うと怖いですよ。

でも多分、異文化で育った人を理解するのは誰にとっても容易ではないだろう。

 

 

この本は、たかだか300ページちょっとの本なので、

これ一冊読めば日韓問題がわかるという事はない。

書いてあるのは、日韓問題のほんの一部に過ぎない。

やはり複数の関連本を読む必要がある。

韓国人のことも韓国社会のことも、これ一冊ではわからない。

この本を読んでわかった気になるのは非常に危険です。

 

まぁ、私も随分ものを知らないんだなぁと思い知らされた読書体験でした。

論文と新書の中間のような文体で、ちょっと読みにくいかもしれないけど、

ぜひ一読をお勧めしたいと思います。

 

 

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