岩井田治行の『くまのアクセス上手♪』

興味を持った本と映画のレビューとイラストを描く♪

メイキングのバレリーナ(水彩画の制作♪)

 

 

枯葉とバレリーナ

空想画を描こう!
 

 

 

私の一日は毎朝10分のウォーキングから始まる

朝9時ごろに起きて、布団を片付けて着替えます。

軽く屈伸運動をすると仕事場の周りを歩きます。

雨の日以外は毎日歩きます。

歩数にして1,500歩程ですが、これで眼が覚めるんです♪

 

仕事場に戻るとコーヒーを淹れて

トーストを半切れ食べながら12時まで本を読みます。

 

12時から12時半ごろに朝食兼昼食を食べる。

必ずサラダを先に食べます。

 

食事後は録画しているテレビドラマを1時間程見て、

洗い物をしたら仕事机に向かいずっと絵を描きます。

ただひたすら描きます。

 

そういう地味な毎日の積み重ねです。

画家の暮らしなんて大体そんなもの。

カッコイイものではありません。

 

さて、仕事場の周りを歩いていると

この時期は枯葉がたくさん落ちています。

寒さは苦手ですがそれ以外はとても好きな季節です。

落ち葉を踏みしめながらふと思いました。

 

枯葉とバレリーナって良いなと♪

早速仕事場に戻りイメージが消えないうちに下絵を描きます。

こんな感じです。

 



枯葉の中にバレリーナがいます。

なぜバレリーナがいるのかわかりませんがいるんですね♪

鉛筆でざっと下絵を描きます。

 

 

 

次にカーマイン(赤)で薄く下地の色を塗ります。

下地の色によって、仕上がりが微妙に変わります。

赤色を塗る事で仕上がりが暖かい感じになるはずです。

 

 


枯葉の周りをマスケットインクで覆います。

このインクは乾くとゴムの薄い膜になり水を弾きます。

左の枯葉から塗っていきます。

バレリーナも一緒に塗りつぶしてしまいます。

 

 

 

続けて右側のバレリーナも枯葉ごと塗りつぶします。

この時塗りつぶしながら、

濡れた筆でバレリーナの輪郭に沿って絵の具を拭き取っていきます。

全て即興の思いつきなので、上手くいくかどうかわかりません。

失敗したら描き直すだけですが、

描いてみないとどうなるかわからないわけです。

ドキドキしますね

 

 

 

バレリーナの絵の具だけ拭き取りましたが完全には拭き取れません。

そのため枯葉の中に輪郭がぼんやり浮かび上がっています。

ここまではイメージ通りで失敗はありません。

とにかくやってみるものです。

 

 

 

バレリーナの服(チュチュ)を塗ります。

 

 

 

慎重に慎重に2人のバレリーナのチュチュの模様を描きます。

そろそろ失敗するんじゃないか、ドキドキですが、

プロには失敗を上手く誤魔化すテクニックがあります。

ずるいんですよ、プロは♪

 

 

 

画像では分かりにくいですが、

トレーシングペーパーをバレリーナの形にカットしてマスキングします。

そして、枯葉の感じを出すため、

スパッタリング技法で枯葉に絵の具の飛沫を飛ばします。

ここで失敗しましたが知らん顔で続けます。

言わなきゃ誰にも分かりません♪

 

 


枯葉の周りのマスケットインクをゴムのラバーで剥がし完成です。


 

 

 

バレリーナのチュチュに

スパッタリング技法で白絵の具を飛ばしています。

画像を拡大するとわかると思いますが、

この白絵の具の飛沫で幻想的な感じが出ていると思います。

ちなみにこの白い飛沫も失敗しています。

もう少しなめらかになる予定でしたが…

まぁいいですよ、これで♪

 

絵は常に未完成でいいんです。

失敗したところは次の作品でもう一度チャレンジすればいい。

 

努力の9割は報われません。

チャレンジの9割は失敗するんです。

 

だから繰り返し努力して、繰り返しチャレンジする。

それでいいんです。

完璧な作品はあり得ません。

にんげんだもの

(お前は相田みつをかよ!

 

 

 

岩井田治行コミックス  にほんブログ村/イラストブログ